セメント協会によると、12月のセメントの国内販売は前年同月比3.2%減の324万1,000tで、4か月連続で前年同月を下回った。1月は20日現在、1日当たりの販売が前年比0.9%増とプラスで推移している。
12月の地区別の販売高は▼北海道12万5,405t(前年同月比1.9%減)▼東北22万1,772t(11.2%減)▼関東一区77万6,182t(1.1%減)▼関東二区31万8,875t(0.7%減)▼北陸11万2,610t(21.4%減)▼東海39万8,846t(0.2%増)▼近畿50万4,738t(3.0%増)▼四国11万4,090t(7.6%減)▼中国19万152t(9.7%減)▼九州40万5,677t(4.0%減)▼沖縄7万2,900t(5.2%減)―。
東海では、リニア関連や物流倉庫建設などで愛知県内での需要が堅調だった。近畿では、大阪府内の再開発や物流倉庫建設などで伸びた。
輸出は、前年同月比36.9%減の62万2,000tと、9か月連続で減少。国内と合わせた販売の合計は10.9%減の386万3,000tで、9か月連続のマイナス。
生産は12.3%減の446万7,000tで、6か月連続で減少。期末在庫は前月比1.3%増の406万2,000tとなっている。